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スクールカウンセラーとは|資格・SSWとの違いを文科省で確認

SCとSSWの違いは?文科省の資料で確認

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お子さんが学校に行きにくいとき、学校から「スクールカウンセラーに相談してみませんか」と言われることがあります。どんな人で、何をしてくれて、保護者も話せるのかを、文部科学省の資料で確かめて整理しました(確認日は2026年10月5日)。

スクールカウンセラー(SC)すくーるかうんせらー

学校などに配置される、心理の専門家のこと。

文部科学省の資料では、児童生徒へのカウンセリングや見立て(アセスメント)、教師や保護者への助言・援助を行う、と書かれています。公認心理師や臨床心理士などの資格をもつ人から、都道府県などが選びます。

先に結論

スクールカウンセラーは、公立の小中学校などに配置されている心理の専門家で、児童生徒だけでなく保護者や教職員への助言も行うと、文部科学省の資料に書かれています。福祉の専門家であるスクールソーシャルワーカー(SSW)という職種もあり、役割が分かれています。

◎ 向いている
学校から「スクールカウンセラー」を勧められて、どんな人か知りたい保護者の方
◎ 向いている
スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの違いを知りたい方
△ 比べてから
お住まいの学校での、相談の予約方法や、来ている曜日・時間を知りたい方(学校や教育委員会によって違うため、担任の先生や学校に確認が必要です)

相談先は、家庭と学校の間にもあります。保護者が一人で抱えなくてよい窓口の一つです。

  • ✔ 心理の専門家が、お子さんの様子の見立てや、関わり方の助言をしてくれる
  • ✔ 資料には、保護者や教職員からの相談も、相談件数に含まれると書かれている
  • ✔ 福祉の専門家(SSW)が、関係機関とのつなぎ役になる仕組みもある
目次

■スクールカウンセラーとは:資格と仕事

どんな人が選ばれるのか

文部科学省の「スクールカウンセラー等活用事業実施要領」では、スクールカウンセラーは次のいずれかにあてはまる人から、都道府県または指定都市が選ぶと書かれています(文部科学省の実施要領(PDF))。

  • 公認心理師
  • 公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の認定する臨床心理士
  • 精神科医
  • 児童生徒の心理について高度に専門的な知識と経験をもち、大学の学長・副学長・学部長・教授・准教授・講師(常時勤務の者に限る)・助教の職にある人、またはあった人
  • 都道府県または指定都市が、上記と同等以上の知識と経験があると認めた人

このほかに、「スクールカウンセラーに準ずる者」(大学院修士課程を修了して、心理業務や児童生徒への相談業務の経験が1年以上ある人など)を任用できる場合も書かれています。

資格があるだけで決まるわけではありません

文部科学省のQ&Aには、公認心理師や臨床心理士の資格をもっていることだけで判断せず、面接などで、学校現場での活動実績も踏まえて選んでほしいと書かれています。

仕事の内容

令和8年度の予算の資料には、スクールカウンセラーの仕事が次のように書かれています(文部科学省の資料(PDF))。

  • 児童生徒へのカウンセリング
  • 情報を集めて、状況を見立てる(アセスメント)
  • 教師や保護者への助言・援助(コンサルテーション)
  • 自殺予防教育で、児童生徒の「相談する力」や「心の危機に気付く力」を育てるなど、問題が大きくなる前の取り組み

また、同じ資料には、学校の先生向けの校内研修(教員のカウンセリング能力などを高めるもの)も、この事業でできることとして書かれています(実施要領)。

■スクールソーシャルワーカー(SSW)との違い

学校には、もう一つの専門職として、スクールソーシャルワーカーも置かれています。文部科学省の資料では、次のように整理されています。

スクールカウンセラー(SC)スクールソーシャルワーカー(SSW)
専門心理福祉
主な資格の例公認心理師、臨床心理士 など社会福祉士、精神保健福祉士 など
主な仕事カウンセリング、情報収集・見立て、教師・保護者への助言児童生徒や保護者のニーズの把握、支援計画づくり、関係機関との連携・調整
基礎配置(令和8年度の予算)全公立小中学校(週4時間)全中学校区(週3時間)

文部科学省「スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーによる教育相談体制の充実」令和8年度予算額より。

資料では、SSWは、虐待や貧困、ヤングケアラー(家族の世話を担う子ども)、犯罪被害者支援などの施策の情報を集めて、関係機関との連携や調整を行うと書かれています。

配置の時間について

基礎配置は、国の予算上の目安です。重点配置(いじめ・不登校対策など)の学校では時間が増えると書かれていますが、お子さんの学校で実際にどれくらい来ているかは、学校に確認が必要です。

■スクールカウンセラーの相談は、どのくらい使われているか

文部科学省のQ&Aには、令和6年度の相談件数が載っています(保護者や教職員からの相談も含む、と注記されています)。

項目件数
相談件数の合計4,173,783件
そのうち「不登校」965,233件(23.1%)
そのうち「心身の健康・保健」733,282件(17.6%)
そのうち「発達障害等」479,158件(11.5%)
そのうち「友人、教職員等との関係による課題」474,572件(11.4%)

文部科学省「スクールカウンセラー等活用事業に関するQ&A」参考2(令和6年度)より。1回の相談が複数の項目に当てはまる場合は、主な項目1つで数えられています。

同じ資料では、令和6年度のスクールカウンセラーの人数は11,158人、対応した学校などの数は30,151校(準ずる者も含む)と書かれています。

■相談を考えるときに、知っておきたい注意点

知っておきたいこと

  • △ 資料には、保護者の相談が相談件数に含まれると書かれていますが、保護者が自分で予約できるか、何回まで受けられるかといった細かい決まりは、資料に書かれていません
  • △ 費用についても、国の資料は、自治体への補助の説明で、保護者が支払うか支払わないかは書かれていません。相談の窓口(学校)で確認が必要です
  • △ スクールカウンセラーは、学校に毎日いるわけではありません。国の予算上の基礎配置は週4時間(小中学校)で、来校日や時間は学校ごとに違います
  • △ 相談の内容を、学校の先生にどう伝えるか、伝えないかといった取り扱いは、資料に書かれていません。最初の相談のときに、確かめておくと安心です

文部科学省の実施要領・予算の資料・Q&A(令和8年度)より。

■具体例:スクールカウンセラー以外の相談先

具体例について

文部科学省の資料に書かれている、学校以外の相談の窓口です。

文部科学省の資料に書かれている相談の窓口

124時間子供SOSダイヤル:電話による相談の窓口。文部科学省が設定する全国統一の教育相談ダイヤルで、24時間体制で実施されると、実施要領に書かれています
2SNS等を活用した相談:双方向の文字による相談。電話や対面では相談しにくい悩みを受け止める窓口として、予算の資料に書かれています
3教育支援センターなどへの配置:スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーは、学校だけでなく教育支援センター等にも配置されます

出典:文部科学省「スクールカウンセラー等活用事業実施要領」「スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーによる教育相談体制の充実」より

さとこ

さとこ

学校の外にも、電話や文字で相談できる窓口が用意されています。学校の相談に気が向かないときは、そちらから始める方法もあります。

■保護者として、小さくできる一歩

STEP 1

担任の先生か学校に、スクールカウンセラーの来校日を聞く

来ている曜日や、予約の方法は学校ごとに違います。まず、聞くところから始められます

STEP 2

相談したいことを、簡単にメモしておく

お子さんの様子や、困っていることを短く書いておくと、短い時間でも話しやすくなります

STEP 3

費用と、話した内容の扱いを、最初に確かめる

資料に書かれていない点なので、窓口で確認します

STEP 4

合わなければ、ほかの窓口も探す

教育支援センターや、子供SOSダイヤルなどもあります

■ほかの記事で詳しく知りたい方へ

■関連する言葉

あわせて知っておきたい言葉

スクールカウンセラー(SC)心理の専門家として、児童生徒・保護者・教職員への相談や助言を行う人
スクールソーシャルワーカー(SSW)福祉の専門家として、関係機関との連携や調整を行う人
アセスメント情報を集めて、状況を見立てること
コンサルテーション専門家が、先生や保護者に助言・援助すること
基礎配置・重点配置基礎配置は国の予算上の標準的な配置。重点配置は、いじめ・不登校・虐待・貧困などの課題がある学校で時間を増やす配置

■スクールカウンセラーに関するQ&A

Q. 保護者もスクールカウンセラーに相談できますか?

A. 文部科学省のQ&Aに、相談件数には保護者や教職員からの相談も含まれると書かれています。予約の方法は、学校に確認が必要です。

Q. スクールカウンセラーは、どんな資格の人ですか?

A. 公認心理師、臨床心理士、精神科医などから、都道府県や指定都市が選びます。資格だけでなく、学校現場での活動実績も踏まえて選ぶと、Q&Aに書かれています。

Q. スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーは、どう違いますか?

A. スクールカウンセラーは心理、スクールソーシャルワーカーは福祉の専門家です。前者はカウンセリングや助言、後者は関係機関との連携や調整を担うと資料に書かれています。

Q. 相談は無料ですか?

A. 国の資料は、自治体への補助について書かれていて、保護者の負担の有無は書かれていません。学校や教育委員会に確認が必要です。

Q. 学校に毎日いますか?

A. いつもいるわけではありません。国の予算上の基礎配置は、小中学校で週4時間とされています。

■【まとめ】スクールカウンセラーは、学校の中にある相談の窓口です

スクールカウンセラーは、心理の専門家として、児童生徒だけでなく保護者や先生への助言も行うと、文部科学省の資料に書かれています。福祉の専門家であるスクールソーシャルワーカーとは、役割が分かれています。ただし、相談の予約や費用、来校日などは、学校ごとに違います。

まず小さくできる一歩は、担任の先生か学校に、スクールカウンセラーの来校日を聞いてみることです。聞くだけなら、相談すると決めていなくても始められます。

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※この記事の内容は、2026年10月5日に、文部科学省のスクールカウンセラー等活用事業のページと、そこに掲載されている実施要領・予算の資料・Q&Aで確認したものです。最新の内容は、お住まいの学校や教育委員会でご確認ください。

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この記事を書いた人

はじめまして、さとこです。中学生と小学生の子を育てています。上の子が朝になると学校へ向かえなくなった時期があり、勉強の遅れや費用のことで、夜遅くまで調べ続けました。このサイトでは、家庭教師・オンライン個別指導・フリースクールなどについて、公式の料金表や規約を読んで分かったことを整理しています。同じように悩んでいる保護者の方の、調べる時間が少しでも短くなればうれしいです。

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