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不登校と大阪府の高校受験|令和9年度の実施要項で確かめたこと

「欠席」の語は要項に0件点数の決まり方は?

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読者

大阪府の公立高校を受けるなら、休んだ日数はどこまで響くのでしょうか。

さとこ

気になりますよね。大阪府教育委員会の令和9年度の実施要項の原文を読んで、書かれていることと、書かれていないことを分けてみました。

この記事でわかること
  • 大阪府の公立高校の入試で、点数の決まり方
  • 「欠席」「不登校」が要項にどう出てくるか
  • 中学校と高校に確かめたいこと
目次

不登校の高校受験(大阪府)|実施要項に「欠席」「不登校」はある?

大阪府の令和9年度の実施要項の本文には、欠席、不登校、出欠という語が出てこない

大阪府の令和9年度(2027年春)の公立高校入試の決まりは、「入学者選抜実施要項」に書かれています。

大阪府のページで、令和8年10月15日に公表されました。

本文97ページの文字を取り出して検索すると、「欠席」「不登校」「出欠」という語は、1件も出てきませんでした。

選抜の種類の一覧にも、不登校の生徒を対象にした選抜の名前は載っていません。

実施要項にある選抜の種類

特別入学者選抜専門学科やクリエイティブスクールなど
能勢分校・帰国生・日本語指導が必要な生徒それぞれの選抜
知的障がい生徒自立支援コース自立支援選抜
一般入学者選抜全日制の普通科など。二次選抜・秋季選抜もある

出典:大阪府教育委員会「令和9年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項」より要約(2026年11月5日確認)

注意点(読むときに)

  • △ 「書かれていない」ことは、「欠席が一切見られない」という意味とは限らない
  • △ 各高校の独自の運用や、中学校が作る調査書の細かい様式は、この記事の原文に含まれていない
  • △ この記事は大阪府の公立高校の実施要項の話で、私立高校や他の都道府県には当てはまらない

大阪府教育委員会「令和9年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項」より要約(2026年11月5日確認)

国の通知で定められていることは、不登校と高校受験の記事で整理しています。

大阪府の公立高校は何で決まる?|学力検査450点+評定450点

一般選抜の総合点は、学力検査の450点と、調査書の評定の450点を、学校が選んだ倍率で足し合わせる

一般選抜(全日制の普通科など)の合否は、まず「総合点」で決まります。

項目中身点数
学力検査国語・社会・数学・理科・英語(各90点)450点満点
調査書の評定必修の全教科。第3学年の評定を6倍、第1・2学年を2倍450点満点

大阪府教育委員会「令和9年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項」より要約(2026年11月5日確認)。

この2つに、高校ごとに選んだ倍率をかけて足します。倍率は、5つのタイプから高校が選びます。

タイプ学力検査の倍率調査書の評定の倍率
Ⅰ1.4倍0.6倍
Ⅱ1.2倍0.8倍
Ⅲ1.0倍1.0倍
Ⅳ0.8倍1.2倍
Ⅴ0.6倍1.4倍

大阪府教育委員会「令和9年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項」より要約(2026年11月5日確認)。どのタイプを使うかは、高校ごとに決まっています。

評定の倍率が高い高校ほど、中学校の成績の重みが大きくなります。志望校がどのタイプかは、大阪府のページで確かめられます。

内申点(評定)はどう決まる?|学校ごとに範囲がそろう

評定は第3学年が6倍、第1・2学年が2倍で数えられ、中学校ごとに府の基準にそろえて確定される

調査書の評定ちょうさしょのひょうてい

中学校が作る調査書に書かれる、各教科の5段階の成績のことです。

一般に「内申点」と呼ばれるものです。要項では「調査書の評定」と書かれています。

評定は、5段階の絶対評価で入力します。学年ごとの目標に照らした評価、という意味です。

府内の公立中学校は、「府内統一ルール」にそって評定を確定します。各中学校の評定の平均が、府の基準から大きくずれないように、範囲が決められています。

府内統一ルール(第3学年・要約)

府の基準令和7年度の評定の状況をもとに、5教科の評定平均を3.53、それ以外の4教科を3.61と定める
5教科中学生チャレンジテストの結果から中学校ごとに「評定平均の目安」を出し、その±0.3の範囲内で確定
4教科府の基準3.61の±0.3の範囲に収まっていれば確定。外れる場合は、目安の範囲も合わせた範囲内で確定

出典:大阪府教育委員会「令和9年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項」より要約(2026年11月5日確認)

つまり、個人の評定そのものではなく、学校全体の平均が、範囲の中に入るように調整されます。

通知表との関係は、不登校の通知表の記事で整理しています。

合否ぎりぎりのとき|自己申告書と活動・行動の記録が使われる

総合点が合否ぎりぎりのときは、自己申告書と活動・行動の記録が、高校の求める生徒像と合うかを見る資料になる

合格者の決め方には、段階があります。

合格者の決め方(一般選抜・要約)

① (Ⅰ)群総合点の高い者から、募集人員の110%までを(Ⅰ)群にする
② 合格(Ⅰ)群のうち、総合点の高い者から募集人員の90%までを合格にする
③ ボーダーゾーン残りの人を(Ⅱ)群(ボーダーゾーン)にする
④ 優先合格ボーダーゾーンの中から、自己申告書と調査書の「活動/行動の記録」を資料に、高校の求める生徒像に極めて合う人を優先して合格にする
⑤ 残りの枠まだ枠があれば、総合点の高い順に合格にする

出典:大阪府教育委員会「令和9年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項」より要約(2026年11月5日確認)

総合点が近い人たちの中で、自己申告書と活動・行動の記録が使われる、という仕組みです。

活動/行動の記録は、中学校が書きます。教科や特別活動、部活動など、中学校での教育活動全般について、客観的で具体的な事実を書く、と決められています。

自己申告書は、原則として志願者本人が作り、出願の際にオンラインで登録します。

注意点(読むときに)

  • △ ボーダーゾーンに入るかどうかは、その年の受験者の総合点で決まる
  • △ 自己申告書の内容の評価の基準は、要項には細かく書かれていない

大阪府教育委員会「令和9年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項」より要約(2026年11月5日確認)

評定がつかない教科があるとき|要項の書き方

評定が無記載になる場合の手順は、海外の中学校で教育を受けた場合として書かれ、不登校の場合は書かれていない

評定は、絶対評価になじまないと中学校長が判断したとき、無記載にできる、と書かれています。

評定がない人の選抜の手順も、要項にあります。評定がない教科を「1」とみなして仮の総合点を出し、学力検査の成績も見ながら判定する、という流れです。

ただし、この手順の見出しは、海外の中学校で教育を受けたため、評定が無記載になった場合として書かれています。

不登校のために評定がつかなかった場合に、同じ手順が使われるのかは、要項には書かれていません。

中学校と高校に、先に聞いておくのが確かです。

中学校と高校に確かめたい5つ|欠席日数の扱いも聞いておく

中学校や高校に確かめたいことは、評定の付け方、活動の記録、自己申告書、選抜の種類、欠席日数の扱いの5つ

要項に書かれていないことは、中学校や志望する高校に聞いて確かめることになります。

確かめたいことの例(当サイトで整理)

1. 評定今の評定は、どのように付けられていますか。学校の外での学習は、評定に反映されますか
2. 活動/行動の記録調査書の活動/行動の記録には、どのようなことが書かれますか
3. 自己申告書自己申告書は、いつまでに、どのように準備しますか
4. 選抜の種類志望する高校は、どの選抜を行っていますか。面接のある選抜もありますか
5. 欠席日数欠席日数は、調査書にどう書かれ、選抜でどう扱われますか

出典:要項の内容をもとにした質問の例です(中学校・高校に確認が必要な点)。

相談は、担任の先生や進路の担当の先生、スクールカウンセラーにできます。

勉強の遅れが気になるときは、不登校の勉強の遅れの記事も参考になります。

不登校と大阪府の高校受験に関するQ&A

私立高校や他の都道府県の扱いは、この記事の原文には含まれていない

欠席日数が多いと、大阪府の公立高校は不利になりますか?

今回読んだ要項の本文には、欠席日数を点数にする決まりも、足切りの決まりも、書かれていませんでした。ただし、調査書に何が書かれるか、高校がどう見るかは、中学校と高校にご確認ください。

私立高校も同じですか?

今回確認したのは、大阪府の公立高校の要項だけです。私立高校は学校ごとに決まりが違うため、各学校にご確認ください。

通信制高校という道もありますか?

あります。選び方は通信制高校の選び方の記事で整理しています。

令和10年度以降も同じですか?

要項は毎年公表されます。この記事は、令和9年度の要項の内容です。次の年度は、大阪府のページで確かめてください。

【まとめ】決め手は総合点。欠席日数の扱いは中学校・高校に聞く

最初の一歩は、要項の原文を見る、中学校に評定の付け方を聞く、自己申告書の準備を知る、の3つ

要項の原文を確かめる、評定の付け方を中学校に聞く、自己申告書の準備を知るの3つが、最初の一歩です。

当サイトの判断

まず、お子さんの中学校の先生に、評定の付け方と、調査書に何が書かれるかを聞いてみてください。

  • 大阪府の令和9年度の実施要項には、「欠席」「不登校」の語が出てこない
  • 一般選抜は、学力検査と評定の総合点が基本で、ぎりぎりのときは自己申告書と活動/行動の記録が使われる

欠席日数の扱いや、不登校で評定がつかない場合の手順は、要項に書かれていませんでした。

学校の外での学びの道もあります

  • ✔ 家で学べる教材や、通信制高校という進路もあります
  • ✔ 一覧で、目的別に探せます

家で学べる教材は、オンライン塾・通信教育の一覧で探せます。

高校の選択肢は、通信制高校の選び方の記事も参考になります。

お子さんの進路を考えるとき、通信制高校という選択肢もあります。

\ パンフレットと募集要項が届きます /

出願するかはご家庭で決められます

さとこ

決まりが書かれていない部分は、中学校に聞けばいいんですね。まず評定の付け方を聞いてみようと思いました。

※2026年11月5日に、大阪府教育委員会「令和9年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項」(令和8年10月15日公表)の本文の原文で確認しました。

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この記事を書いた人

はじめまして、さとこです。中学生と小学生の子を育てています。上の子が朝になると学校へ向かえなくなった時期があり、勉強の遅れや費用のことで、夜遅くまで調べ続けました。このサイトでは、家庭教師・オンライン個別指導・フリースクールなどについて、公式の料金表や規約を読んで分かったことを整理しています。同じように悩んでいる保護者の方の、調べる時間が少しでも短くなればうれしいです。

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