不登校の子の家庭教師を、公式情報で比べた結果はこちら

不登校でゲームばかりは依存?WHOの基準と取り上げる前に確かめること

ゲームばかりは依存なの?取り上げる前に

※この記事には広告が含まれます。天神のボタンは広告のリンクで、お申し込みがあった場合に当サイトが紹介料を受け取ることがあります。当サイトの記事へのリンクと、公的機関へのリンクは広告ではありません。

読者

学校に行かなくなってから、一日中ゲームをしています。ゲーム依存なのか、取り上げたほうがよいのか迷っています。

さとこ

止めたい気持ちと、追いつめたくない気持ちの間で迷いますよね。WHOの基準と国の資料の原文で確かめました。

この記事でわかること
  • 「ゲームばかり」がゲーム障害に当たるか
  • 取り上げる前に確かめたいこと
  • 家族だけでも行ける相談先
目次

不登校でゲームばかり。それだけでゲーム依存?

WHOの基準では、ゲームの時間が長いだけではゲーム障害と診断せず、3つの特徴と生活の支障を見る

WHOの国際疾病分類(ICD-11)には、「ゲーム障害」という病名があります。

ただし、ゲームを毎日長くしているだけでは、診断の理由にならないと書かれています。

気分転換や退屈しのぎ、友だちとつながるためのゲームも、それだけでは根拠になりません。

思春期の男の子や長い休みの時期は、ゲームの時間が長くなりやすい、ともあります。

最初の一歩

  • △ ゲームの時間より、生活の様子を見る
  • △ 眠り・食事・気分の変化を、メモに残す

当サイトの整理です

WHO「ICD-11」のゲーム障害(6C51)の診断の手引きより(2026年11月3日確認)。診断は医師が行います。

ゲーム障害とは?WHOの定義と診断の目安

ゲーム障害の特徴は、自分で調整できない、ほかの活動よりゲームが先、問題が起きても続く、生活に大きな支障が出ている、の4点

ICD-11のゲーム障害は、次の特徴がすべてそろうゲームの行動パターンです。

ゲーム障害の特徴(ICD-11の要約)

調整できない始める・やめる・時間・回数などを、自分で調整できない
ゲームが先ほかの関心事や毎日の活動より、ゲームが優先される
やめられない家族とのもめごとや成績の低下があっても、続けたり増えたりする
生活の支障家族・学校・人づきあいなどに、大きな苦痛や支障が出ている

出典:WHO「ICD-11」のゲーム障害(6C51)より要約(2026年11月3日確認)

期間は、ふつう12ヶ月以上続いていることが目安です。

ただし、症状が重く、ほかの要件もすべて満たすときは、6ヶ月など短い期間でも診断されることがあります。

危険なゲーム(ハザーダス・ゲーミング)(ICD-11の別の項目)

体や心に害が出るおそれを高めるゲームの使い方で、見守りや手助けが要ることもありますが、病気とはみなされません。

ゲーム障害とは分けて扱われています。

期間の目安はWHOの解説ページにも同じ内容があります。

子どものゲーム依存はどのくらい?国の調査の数字

令和6年度の全国調査で、10〜29歳のゲーム行動症の疑いありは、GAMES-Testで10.3%、IGDT-10で2.4%

久里浜医療センターが、令和6年度に全国調査を行っています。

10〜80歳から無作為に選んだ9,000人に、郵送で聞いた調査です。

テスト・対象疑いあり
GAMES-Test(10〜29歳)10.3%
IGDT-10(10〜29歳)2.4%
GAMES-Test(10代の男性)17.1%
GAMES-Test(10代の女性)7.6%

これはテストで「疑いあり」になった人の割合で、診断された人の割合ではありません。

同じ年代でも、使うテストによって数字が4倍ほど違います。

疑いありの人は、「30日以上学校を休んだ」経験のある人の割合が高めでした。

久里浜医療センター「ネット・ゲーム使用と生活習慣に関する実態調査」報告書より(2026年11月3日確認)。学校を休んだ経験は10〜80歳全体の集計で、疑いあり200人中12人(6.0%)、疑いなし4,315人中13人(0.3%)です。どちらが先かは、この調査からは分かりません。

ゲームを取り上げる・禁止する前に、確かめたいこと

ゲームを取り上げる前に、様子を確かめ、生活のルールから話し合い、続くなら家族だけでも相談する

久里浜医療センターの情報ページには、家族の対応についての記述があります。

安易な取り上げや一方的なルール決めは、会話が減ったり暴力につながったりする、という内容です。

ICD-11にも、周りに止められたとき、強い不機嫌や攻撃的な言動が出ることがあるとあります。

ルールづくりのポイント

話し合う親が一方的に決めず、子どもの意向も入れる
守れる形に1日30分のような、守るのが難しいルールにしない
生活からすでに使いすぎなら、食事や睡眠のルールを先に決める
見直す守れなかったら、落ち着いて話し合い、ルールを更新する

出典:久里浜医療センターの情報ページより要約(2026年11月3日確認)

すでに家にこもってゲームに没頭しているときは、強制的に止めてもうまくいくことは少ない、とあります。

学校や医療機関など、家族以外の人と協力するよう書かれています。

多くの親が止めようと試みたうえで困っている、とも書かれています。親だけのせいではありません。

ゲーム依存かもと思ったら、どこに相談する?

ゲーム依存かもと思ったときの相談先は、保健所・精神保健福祉センター、治療施設リスト、スクールカウンセラー

厚生労働省の依存症のページは、まず保健所や精神保健福祉センターへの相談を勧めています。

精神保健福祉センターは各都道府県・政令指定都市にあり、思春期の相談やひきこもりの相談も受けています。

相談先分かったこと
保健所・精神保健福祉センター厚生労働省が案内する相談先
ゲーム障害の治療施設リスト久里浜医療センターが公開(2025年11月改定)
久里浜医療センター完全予約制。家族だけの相談もできる(自由診療)

本人が行きたがらなくても、家族だけで相談できる先があります。

久里浜医療センターは、家族自身が支援を受けることが大切、と書いています。

厚生労働省のこのページはアルコール・薬物・ギャンブル等が中心で、ゲームを名指しした相談の記述は見当たりませんでした。

学校の中なら、スクールカウンセラーに話してみる道もあります。

一緒に見ておきたいこと

  • △ ゲーム障害は、ADHDや不安、睡眠の病気などとよく一緒に見られる
  • △ 夜ふかしと朝寝坊が続くなら、眠りの相談も

WHO「ICD-11」より(2026年11月3日確認)

眠りのことは、不登校の昼夜逆転の記事で整理しています。

不登校とゲーム依存に関してよくある質問

ゲームが原因で不登校になったかどうかは、今回確認した資料では分からない

ゲームが原因で、不登校になったのですか?

今回確認した資料では、どちらが先かは分かりません。国の調査は、関係があることを示しているだけです。

1日何時間までなら、心配いりませんか?

ゲーム障害の診断に、時間の上限はありません。ICD-11は、時間の長さだけでは診断しないとしています。なお、厚生労働省の睡眠ガイドは、小・中・高校生のスクリーンタイムを2時間以下にするよう勧めています。

ゲーム依存かどうか、家でチェックできますか?

久里浜医療センターのサイトに、GAMESテストなどのスクリーニングテストがあります。結果は目安で、診断ではありません。

取り上げたら、強く怒って暴れてしまいました。

周りに止められたとき、攻撃的な言動が出ることがあるとICD-11にあります。危険を感じるときは、家族だけで抱えず相談先に連絡してください。

【まとめ】ゲームの時間より生活の様子を見て、続くなら相談する

最初の一歩は、生活の様子を見ること、ルールを話し合って決めること、続くなら家族だけでも相談すること

生活の様子を見る、ルールは話し合う、続くなら相談するの3つが、最初の一歩です。

当サイトの判断

まず、ゲームの時間より、眠り・食事・気分の変化を見ることから始めるのがおすすめです。

  • ICD-11は、ゲームの時間が長いだけでは、ゲーム障害と診断しない
  • 安易な取り上げは、会話が減ったり暴力につながったりする、と久里浜医療センターは書く

続くときは、本人が行かなくても、家族だけで相談できます。

ゲーム以外の時間も、少しずつ

  • ✔ オンライン塾や通信教育は、家で時間帯を選んで始めやすい
  • ✔ 一覧で、目的別に探せます

家で学べる教材は、オンライン塾・通信教育の一覧で探せます。

勉強の遅れが気になるときは、不登校の勉強の遅れの記事で、戻る学年や1日の量を整理しています。

進路が気になるときは、不登校と高校受験の記事も参考になります。

科の選び方や、病院に行く前の窓口は、不登校で病院は何科かの記事でも整理しています。

お困りごとが続くとき、家で学べる教材という選択肢もあります。出席扱いになるかどうかは、学校と教育委員会の判断です。

\ 家で学べる教材の例 /

公式サイトの案内ページが開きます

さとこ

時間の長さだけで決めつけなくてよいと知って、少し落ち着いて子どもを見られる気がしました。

※2026年11月3日に、WHO「ICD-11」、厚生労働省、久里浜医療センターのページと令和6年度の調査報告書の原文で確認しました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

はじめまして、さとこです。中学生と小学生の子を育てています。上の子が朝になると学校へ向かえなくなった時期があり、勉強の遅れや費用のことで、夜遅くまで調べ続けました。このサイトでは、家庭教師・オンライン個別指導・フリースクールなどについて、公式の料金表や規約を読んで分かったことを整理しています。同じように悩んでいる保護者の方の、調べる時間が少しでも短くなればうれしいです。

目次