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通信制高校は、どんな仕組みで学び、卒業すると何になるのか。文部科学省の通信制高校の案内サイトで確かめて、保護者の方向けに整理しました(確認日は2026年10月5日)。
卒業すれば「高等学校卒業」。学び方は、お子さんのペースに合わせられます。
- ✔ 卒業すると、全日制・定時制と同じ「高等学校卒業」になる
- ✔ 決まった時間に毎日登校する形ではなく、自宅等での自学自習が中心
- ✔ 条件を満たせば、高等学校等就学支援金の対象になる
■通信制高校は、どんな学校か
文部科学省の案内では、通信制高校は、教室での授業を中心とする全日制高校・定時制高校と違い、レポートを提出したり、スクーリングに参加したり、テレビやインターネットで動画を見たりして学習し、試験も受ける学校だと説明されています。最近は、学習時間や方法を自分で選べる特長を生かして、働いている人だけでなく、多様な生徒が学んでいるとも書かれています(文部科学省「通信制高校とは?」)。
学ぶ4つの方法
通信制高校の学び方
1
1 レポート(添削指導)
決められた回数のレポートに取り組み、先生に提出する。先生からアドバイスやコメントをもらえる
2
2 スクーリング(面接指導)
先生や他の生徒と、対面で学ぶ。質問や、実験・実習ができる
3
3 試験
レポートやスクーリングで学んだことについて受ける
4
4 多様なメディアを利用した指導
テレビやインターネット等の動画を見て、報告課題を提出して学ぶ
4つ目の方法で、学校が決めた報告課題を提出すると、スクーリングの時間数のうち10分の6以内が免除されます。生徒の状況を考えて特に必要がある場合は、複数のメディアを利用して、合わせて10分の8以内の時間数を免除することもできます。
■卒業までに必要なこと
卒業に必要な単位数は、74単位以上です。特別活動(ホームルーム活動を含む)は、卒業までに30単位時間以上の指導が必要とされています。
各教科・科目の「1単位あたり」の添削指導の回数と、スクーリングの時間数の標準は、学習指導要領で決められています(学校によって回数が異なることもあります)。
| 教科・科目 | 添削指導(回) | 面接指導(単位時間) |
|---|---|---|
| 国語・地理歴史・公民・数学 | 3 | 1 |
| 理科 | 3 | 4 |
| 保健体育のうち「体育」 | 1 | 5 |
| 保健体育のうち「保健」 | 3 | 1 |
| 芸術・外国語 | 3 | 4 |
いずれも「1単位あたり」の標準。家庭・情報・専門教科・科目は、科目に応じて添削指導が2〜3回、面接指導が2〜8単位時間。出典:文部科学省「通信制高校とは?」(2026年10月5日確認)
■通信制高校の注意点
■サテライト施設・広域通信制高校
通信制高校には、本校のほかに、面接指導や添削指導のサポートなどを行うサテライト施設(通信教育連携協力施設)を持つ学校も多くあります。文部科学省の案内では、サテライト施設は2つに分かれています。
- 面接指導等実施施設:面接指導や試験などの実施について、連携協力を行う
- 学習等支援施設(サポート施設):進路選択や心身の健康などの相談、添削指導に付随する事務、その他の学習活動などの支援について、連携協力を行う
また、通信教育を行う区域が、本校の所在する都道府県を含めて3以上の都道府県にまたがる学校を「広域通信制高校」といいます。
■具体例:文部科学省の案内にある、よくある質問への答え
文部科学省「通信制高等学校情報発信サイト」のよくある質問より
| 卒業したら、最終学歴は? | 全日制高校や定時制高校と同じ「高等学校卒業」になる |
|---|---|
| 毎日通う必要は? | スクーリングや試験の日以外は、自宅等での自学自習が中心。サポート施設などで学習の支援や教育相談を行う学校もある |
| 就学支援金は使える? | 条件を満たせば、高等学校等就学支援金制度の対象になる |
| 大学等へ進学できる? | 令和6年度間に通信制高校を卒業した人のうち、約29%が大学等へ進学している |
出典:文部科学省「よくある質問」(2026年10月5日確認)。大学等には、短期大学、通信教育部、専攻科なども含まれる(同サイトの注記)
さとこ
■学校を選ぶときの進め方
学び方を知る
レポート・スクーリング・試験・動画での学習という4つの方法を、お子さんと一緒に見てみます
学校の公式サイトで、通い方を確かめる
スクーリングの日数・場所、サポート施設の有無を確認します
学費を並べて比べる
就学支援金を差し引いたあとの金額と、別にかかる費用を確認します
相談や見学に参加する
お子さんの様子に合うかどうかを、実際に聞いて決めます
学校に問い合わせるときに、聞いておくと安心なこと
スクーリング
年に何日か。どこで行うか。オンラインで受けられる部分があるか
学費
授業料のほか、サポート施設や入学金、教材などの費用
学習の支援
相談の窓口、オンラインのサポート、学習等支援施設の有無
進路
進路の相談の体制や、卒業後の進路の実績
■ほかの記事で詳しく知りたい方へ
- 不登校の子の通信制高校の選び方:宿泊の有無や通う日数、学費の表の外の費用で絞る方法です
- 通信制高校の学費を比較:N高・鹿島学園・クラーク・代々木・ルネサンスの費用を並べています
- 高等学校等就学支援金とは:通信制高校の授業料に使える制度の仕組みです
- 教育機会確保法とは:不登校の子どもへの支援の土台になっている法律です
- 不登校と高校受験:内申点・欠席日数について、国の通知を整理しています
- フリースクールの費用を比較:学校以外の居場所という選び方もあります
- 明光義塾高等学院の費用:通信制高校に在籍しながら教室で学ぶ形について、さくら国際高校との関係と通い方を整理しています
■関連する言葉
あわせて知っておきたい言葉
| レポート(添削指導) | 決められた回数の課題に取り組み、先生に提出して、アドバイスやコメントをもらう学習 |
|---|---|
| スクーリング(面接指導) | 本校や面接指導等実施施設で、先生や他の生徒と対面で学ぶこと |
| 報告課題 | 動画などの多様なメディアで学習したあとに提出する課題。提出すると、スクーリングの時間数の一部が免除される |
| サテライト施設 | 通信教育連携協力施設。面接指導等実施施設と、学習等支援施設(サポート施設)に分かれる |
| 広域通信制高校 | 通信教育を行う区域が、本校のある都道府県を含めて3以上の都道府県にまたがる通信制高校 |
■通信制高校に関するQ&A
Q. 通信制高校を卒業すると、最終学歴は?
A. 文部科学省のよくある質問では、全日制高校や定時制高校と同じ「高等学校卒業」になると説明されています。
Q. 毎日通う必要はありますか?
A. スクーリングや試験の日以外は、自宅等での自学自習が中心です。スクーリングの日数などは学校によって違います。
Q. 学習についていけるか不安です
A. 学習相談やオンラインのサポートを行っている学校があります。サポート施設で学習面や生活面の支援をする学校もあるため、詳しくは学校にお問い合わせください。
Q. 学費はどのくらいかかりますか?
A. 学校によって異なります。本校の授業料とは別に、サポート施設などが独自に行う活動の費用がかかる可能性があります。
Q. 就学支援金は使えますか?
A. 条件を満たせば、高等学校等就学支援金制度の対象になります。
■【まとめ】通信制高校は、自分のペースで学び、高校を卒業できる学校です
通信制高校は、レポート・スクーリング・試験・動画での学習で学ぶ高等学校で、卒業すると全日制・定時制と同じ高等学校卒業になります。学費や通い方、サポートは学校によって違うため、比べて選ぶことが大切です。
まず小さくできる一歩は、気になる学校を2〜3校選んで、公式サイトでスクーリングの日数と学費を見てみることです。
通信制高校を比べるときの選択肢の一つに、N高等学校があります。ネットコースは入学の時期が年4回で、パンフレットと生徒募集要項を無料で取り寄せられます。学費はN高の学費にまとめています。
\ 学費の表と生徒募集要項が届きます /
パンフレットと生徒募集要項が、郵送で届きます
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比べる 通信制高校の学費を比較 › 5校の学費を、就学支援金を差し引いたあとの金額でそろえて比べられます 別の道 フリースクールの費用を比較 › 学校以外の居場所という選び方もあります 次の疑問 高等学校等就学支援金とは › 通信制高校の授業料に使える制度の仕組みです※この記事の内容は、2026年10月5日に文部科学省「通信制高等学校情報発信サイト」の通信制高校とは?とよくある質問で確認したものです。進学の割合は令和6年度間の卒業者のものです。最新の情報や各校の条件は、文部科学省と各校の公式サイトでご確認ください。
